第7話 『夢の中へ』 フェイヨンに別れを告げて早1日。 ククルさんの案内でチュンリム湖の湖畔を通るルートでポリン島に向かっている。 このルートではほとんど敵はいないけど、商人たちも知らないようなルートなので、 道なき道を歩いているようなものだった。 夜は例のごとく湖畔にあったハンター小屋に泊まった。 ヤファは初めての旅が楽しくてしょうがないようで、 フェイヨンの家を出る前から今までずっとはしゃぎっぱなしだ。 さっきも突然襲ってきたエルダーウィローたちを、 「あれやっつけてもいい?いい?」と、張り切って一瞬のうちに視界の敵を全部倒してしまった。 魔力封じのおかげで本来の力が出せないからと、髪飾りを外して使ったコールドボルトは、 森の一部を凍らせて、ついでに周りの木も倒してしまって、代わりに氷の岩を沢山作った。 結局、ヤファには非常事態以外は魔力封じをつけたまま戦ってもらうことにした。 魔術はあまり使えなくなるけど、ヤファなら格闘でもかなりの戦力になりそうだったし、 今はククルさんもクレスもいるのでバランスとしてはいいパーティーになったと思う。 というか、自然破壊は控えてもらわないと・・・ 「ねぇ〜リル〜、ポリン島ってやっぱりポリンが沢山いるの?」 「そうだよ、ポリン、ポポリン、ドロップスあたりかな」 「へぇ〜ポリンとポポリンは知ってるけど、ドロップスって初めて聞いたよぉ」 「ドロップスは黄色いポリンだよ」 「うん、黄色いのいるよねぇ。でもポリン、ポポリン、ポポポリンだと思ってたよぉ」 ポポポリン?いくらなんでもそれはないかと・・・いや、でもドラップスってなんでドラップスなんだろう。 「不思議〜、何でそんな名前になったんだろうねぇ」 「ヤファは自分が人間に何て呼ばれてるか知ってたの?」 早くも疲れたのか、足場が悪いからか、またアークワンドに乗って飛んでいるクレスが話に参加してきた。 「わたしは一応知ってたよぉ〜」 「人間が言ってたの?」 「うん」 「じゃあ、人間が月夜花って名前をつけなかったら・・・」 「名前なんてなかったんじゃない? だって必要ないもん」 「なるほどね」 ヤファの言葉を聞いて考え込むクレス。 今まで当たり前だと思っていたけど、確かにヤファの言うとおりだ 「でも、リルがつけてくれた名前のほうが好き〜」 そう言って腰のあたりに抱きついてきた。 歩きながらだったので転びそうになる。 「ちょっと、危ないから離れて・・・」 実際でこぼこの道だったのからヤファをくっつけたままじゃ歩けない。 「は〜い」 ヤファは元気よく返事をすると、今度は先頭を歩くククルさんのほうに走っていった。 歩きながら楽しそうに話している。いつのまに仲良くなったんだろう。 「元気だね」 クレスが隣にきて小さな子供を見守るように優しく微笑みながらヤファを見ている。 「ちょっとは大人しくして欲しいけど、まぁしばらくはしょうがないかな」 初めての旅に出てはしゃぐなって言うほうが無理だろう。 普通ははしゃぎすぎて疲れるんだろうけど、ヤファの体力は尽きそうにもない。 「ところで、もしポリン島への橋も落ちてたらどうするの?」 「そのときは・・・・・・そのとき考えよう」 「そだね」 今は橋が無事なことを願うしかない。 それからしばらく上り坂が続いた。 そろそろ夏も過ぎ去って、すこしずつ秋の装いに変わっていくだろう。 この国にも一応、四季というものがある。 それはアマツと比べれば明確ではないけど、 春にはフェイヨンやプロンテラの桜が咲くし、 夏は砂漠以外でもやっぱり暑い 秋には色の変わる木も少しはあるし 冬にはミョルニル山脈に近い地域では雪が降ることもある。 今日も森の中じゃなかったらかなり暑いはず。 道が整っていなくて歩きにくいけど、森の中のほうが楽かもしれない。 整っていないとはいっても、ククルさんはやっぱり慣れているようで、 平坦な道とほとんど変わらないくらいの速度で歩いてるし、 ヤファもまだまだ元気いっぱいだし、クレスはアークワンドの上だ。 もしかしたらボクが一番疲れているかもしれない。 やっと上り坂も終わって、平らになったところで休憩することになった。 木に隠れて直接は見えないけど、太陽もだいぶ傾いてきている。 「ここからならポリン島が見えるかもしれませんね」 傍にある大きな木に触れながらククルさんが言う。 「ここからですか?」 「あ、ここからというか、この木の上に登れば」 そういって触れている大きな木を見上げた。 確かに他の木より大きいし、登れば見えるかもしれないけど・・・ 「ちょっとボクには登れそうもないです・・・」 「じゃあ私が見てきますね」 カバンの中から鍵爪のついたロープを取り出すと、 それを上に投げて太い枝に引っ掛けて、すごい速さで登っていってしまった。 「ククルすご〜い、わたしも登ってみよ〜」 ヤファも登っていってしまった。 ヤファにはロープは必要なかったみたいだけど。 「ふたりともすごいね・・・」 クレスも上を見上げながら感心している。 「杖に乗って飛んでいったら?」 「浮かぶのは簡単なんだけど、上に飛んでいくのはちょっと・・・」 理論的なことはわからないけど、あまり高くは飛べないらしい。 そういえばボクの背を越すような飛び方は見たことがない。 「まぁボクたちは休んでよう」 「うん」 二人の登っていった木を背もたれにして座っていた。 周りは木々に囲まれているけど、ときどき冷やされた風が通って気持ちいい。 しばらくぼけっとして涼んでいると、ククルさんがロープをつたって降りてきた。 「見えました?」 「はい、まだ1日半くらいはかかりそうですね」 「橋はどうでした?」 「こちら側から渡る橋は見えませんでした。でもプロンテラ方面から島に渡るほうは無事なようです」 「そうですか、じゃあ半分は安心ですね」 ポリン島に渡る橋はフェイヨン側からとプロンテラ側からとの二つがある。 もっとも、ポリン島はいくつのもちいさな島を橋でつなげた島なので、 島のあちこちに橋がかかっているわけだけど。 「そろそろ行こ」 「そうだね」 クレスは下に敷いていた白いローブを着て、かばんを肩から提げて、またアークワンドを浮かせた。 「この道を下ってまた平坦になったところ辺りにまた小屋がありますから、そこまで今日は行きましょう」 「ヤファ〜! そろそろ行くよ〜」 木を見上げてそう叫んだ。 「待って〜今行く〜」 ヤファは顔を枝の間から出すと、木の上のほうの枝から飛び降りてきた。 ヤファがいたところ木の高さからみてたぶん15mくらい。 とんでもないな・・・ 「ヤファ平気?」 「何が?」 「いや、何でもないよ・・・」 「??、変なの」 「まぁとりあえず出発しよう」 「うんっ」 それからは下り道で上りよりは楽だった。 もっとも下りのほうが足に負担がかかるから、 そういう意味では上りも下りも大して差はないかもしれない。 3時間ほど経ってそろそろ松明が必要になりそうになったころ、ようやく平坦な道に変わった。 例のごとくククルさんが何の変哲もない木を見つけて、 「ここですね。ここから1分ほど東です」 といってさくさくと小屋のあるであろう方向へ歩いていった。 もちろん言葉通りに進むと小屋はあって、そこで今日も泊まる。 どんな目印かスキルなのかわからないけど、旅をするにはかなり便利だ。 フェイヨン周辺にしかハンター小屋はないかもしれないけど。 夕食の後、またククルさんと二人で焚き火を囲んでいた。 他の二人はもう小屋の中で眠っている。 今日の小屋は二人分の寝床しか作れなかったのでボクとククルさんは外だ。 眠らなくても平気だというヤファがククルさんと代わろうとしていたけど、 ククルさんは外のほうが慣れているからと辞退した。 半分は本当で半分は嘘だろう。 「それで話はどんなことですか?」 「あ、わかりました?」 「えぇ、確信はなかったんですけどね」 つまり話すことがあったからこうして外にいるのだろう。 ヤファが月夜花であることは話してある。 話があるとしたらそのことか、それとも・・・ 「橋が落ちてたらどうするつもりなんですか?」 「そっちの話でしたか」 「そっち?」 「いえ、こちらの話です」 ヤファのことは気になっていないのかもしれない。 ククルさんは思ったとおり人をちゃんと個人で見てくれる人だ。 ボクのこともヤファのことも。 「リルさんはどう思ってます?橋が同時に全部落ちるなんて、やっぱり…」 「そうですね。たぶんククルさんと同じ考えだと思いますよ」 「そうですか…では、ポリン島の橋は…」 「えぇ、落ちてないと思います。落ちていたほうが安心なんですけどね、ボクは困りますけど」 「杞憂だといいんですけどね」 ひとつ溜息をついて焚き火に薪を放り投げた 火の粉が数匹、蛍のように舞い上がる 「えぇ、明日はペースをあげましょう」 「はい、一応ぎりぎり追いつけるペースでここまで来ているので」 「大丈夫ですよ、最悪のケースはそうそう起こるものではありません」 「そうですよね」 でも、もし橋が落ちていなくて、他の橋が落ちていたのが人為的なものなら 相手が人間でもモンスターでも、あまりいい結果は生まれないだろう 絶やさないようにつぎからつぎへと薪を放り込む傍らで 小さな夏の虫たちがときどき火へと飛び込んでいく ボクたちは明日、火に飛び込むことになるのだろうか 「もう寝ましょう、明日は早いですから」 「はい、私はもうしばらく火を見てますから、お先にどうぞ」 「じゃあ、お言葉に甘えて、おやすみなさい」 「おやすみなさい、リルさん」 鳥の声で目が覚めた 朝日が昇ってたらそんなに経ってはいないみたいだ 身体を起してあたりを見回す 炭に変わって燻っている焚き火の向こう側で ククルさんが座ったまま眠っている 「あ、リル起きたんだ」 声に振り返るとクレスが薪を持って立っていた 「おはよう、相変わらず早いね」 「おはよ、ヤファも起きてるよ。朝食狩りに行ってる」 「そっか」 ククルさんはたぶん寝たり起きたりだろうから、朝食ができたら起そう 「水汲んでこなきゃいけないな」 ここには井戸がなかったのでどこかで汲んでこなきゃいけない 井戸がないということは近くに水源があるんだろう 「あ、水は作ってあるよ」 「作った?」 「うん、寝る前に瓶に氷入れといたから」 「氷の魔術なんて使えたっけ?ルーン?」 「私がルーンなんて使えるわけないじゃない。それに火と念しかまだ使えないし」 「あ、ヤファか」 「うん。火も便利だけど氷も溶かせば飲み水になるもんね。機会があったら覚えておこうかな」 たしかにキャンプをするときは火の魔術は便利だ ボクも一応、火を熾すくらいはできる もちろん冒険者としては当たり前だけど ボクの場合は今はほとんど使われないルーンなんてもので火を熾してる そういえばルーンにも氷のルーンみたいのがあった気がする あぁそうか、あるにはあったけど水系とは相性が悪かったから諦めたんだっけ 「火と水か。野宿するとき楽できそうだね」 「そだね、水汲みしなくて済もんね」 「じゃあ、ヤファ待ちかな」 「うん、火、熾しとくね」 しばらくしてヤファが帰ってきた どうやら動物は捕まえられなかったらしい その代わりに木の実を沢山集めてきたので、それが今日の朝食になった 「それじゃあ行きましょう」 後から使う人のために小屋にあった斧で薪を補充した後、再びポリン島へ向けて出発した ゆっくり歩いても日が落ちる頃には着くくらいの距離だけど、 念のため早めに着いておきたいので、少しペースを上げることにした 足場は悪いし、ちゃんとした道ではないので苦労するかと思ったけど、 ククルさんは山道に慣れていたし、ヤファはほとんど野生そのもの クレスは杖で飛んでいるし、ボクも伊達に冒険者をしているわけではないので 思いのほか早い歩調で進むことができた ときどき現れてはボクたちの姿に驚いて逃げていくルナティックを横目に見ながら歩き、 そろそろ太陽がこの季節の南中高度と地平線の中間にきた頃 ようやく木々の間にポリン島が見えた 「着きましたね」 ククルさんが振り返って言う 「結局追いつけませんでしたね。先行部隊に」 「よく考えたら他の橋へ向かった部隊と違って材木を運んでいるわけではないので、 向こうも急いでいたら追いつけないですね」 「ねぇ〜ポリンいっぱいいるかなぁ〜?」 「ヤファはポリン好きなの?」 クレスが意外そうな顔で聞く そういえばクレスはあんまりポリンとか好きじゃなかったな 「う〜ん、私のいたところってあーゆー何にも考えてなさそうなのっていなかったから」 確かに何にも考えてなさそうだ。特にポリン系は 「それにぷにぷにして気持ちよさそう〜」 「べたべたして気持ち悪そう」 ヤファとは逆にクレスは嫌な顔をしている そういえばボクも触ったことなかった 前にペットにして飼ってる人がいたけど、どうなんだろう そんな話をしながら森を抜けた 木でできた古い橋がポリン島へと続いている ところどころ湿気で腐っていたけど、なんとか渡れそうだった 「橋は大丈夫そうですね」 橋の状態を確認してククルさんはゆっくりと橋を2,3歩進む 「でも、先行部隊の人たちはどこでしょう?」 「…島へ渡ったのかもしれないですね」 「探しましょうか」 「えぇそうですね」 ククルさんと頷きあう もし、この橋があえて落とさなかったものだとしたら ボクたちは誘い込まれたのかもしれない あえて逃げ道、進む道を一つだけ残しておいてそこに罠をはるのは常套手段だ 戦略としてはかなり基本的なものだろう ボクの参加していた先の戦争でも似たような戦略があった ハンターのククルさんもそういった狩りをしているのかもしれない 動物を追い込んで罠にかける そして、人間も動物だ 「クレス、ヤファちょっとこっち来て」 後ろのほうにいたポリンで遊んでいたヤファと、その様子を見ていたクレスを呼んだ 「な〜に?」 「どうかしたの?」 「うん、先行部隊の人たちを探そうと思って」 「あ、忘れてた」 「せんこー?」 クレスは忘れてたいたのを誤魔化すように笑っていたけど ヤファにいたっては覚えていなかった いや、聞いてなかったのかもしれない 「弓手協会の人が先についてるはずなんだけど、見当たらないから探そうっていう話だよ」 「島に渡ったのかな?」 「たぶんね」 「ふぅ〜ん、他に人間来てるんだ?」 ヤファが口に指をつけて難しい顔をして、確認するように聞いてきた 「うん、途中で会わなかったからね」 「そっか…それじゃあ急いだほうがいいかも」 「え?」 急いだほうがいいってどいうことだろう 「だって近くに人間がいるとしたら、瀕死か死体だよ」 「うそ…」 ククルさんがヤファの一言に青ざめる 「わかるの?」 クレスも驚いた顔をしてヤファに訊いた 「う〜ん、元気な人間が島にいないことくらいはなんとなくね」 「モンスターは?」 「人間が一番わかりやすいから、他のは自信ないよ」 「わかった、急ごう。まだ間に合うかもしれない」 「え、えぇそうですね」 「手分けして探しそう」 相手がわからない以上戦力を分散するのは得策ではないけど 先行部隊が危険な状態にある可能性が高い以上しかたがない 「でも…」 危険なのがわかってか、ククルさんは頷かない 「大丈夫、何か見つけたらすぐに連絡すれば、島はそんなに大きくはないですから」 「…はい、わかりました」 一瞬考え込んで頷いてくれた 「ククルさんポーションか何か持ってきてますか?」 「えぇ、錬金術師に作ってもらった白と青、それにマステラの実もあります」 「ヤファはヒール使えたよね?」 ククルさんの完璧な答えに頷いて今度はヤファに向き直って訊いた 「うんっ、もちろん」 「3手に別れられるかな、島の形がわからないのが痛いけど」 ククルさん、ボク、それにヤファとクレスの3組ということだろう クレスは内容を細かく言わないときがあるから自分で補足しなくちゃいけない 「あ、私がわかります、協会出る前に調べておきましたから」 「ボクは忘れてました…じゃあククルさん決めてください」 「はい、それじゃあ、私が西側、リルさんが中央、ヤファちゃんとクレスさんが東側から探しましょう」 ヤファとクレスを一組にすることわかってくれてたみたいだ 話がはやくて助かる 「連絡手段はどうしましょうか?私は笛の付いた矢作って来てますけど」 「ボクはまぁなんとかします」 「私たちは派手にやるからすぐわかると思うよ」 派手にって… 「じゃあ行きましょう。気をつけてくださいね」 「はい、ククルさんも」 そういって走り出そうとするククルさんに支援魔法をかけた 「ありがとうございます」 振り返ってそういうと、橋を渡っていった 「ボクたちも行こう」 「うん、リルも気をつけて」 一通り支援魔法をかけおわって走りだそうとしたとき ヤファが声をかけてきた 「ねぇリル…」 「どうかした?」 「倒れてる人間見つけたら、助けるんだよね?」 「うん、助けてあげてほしい」 「……うん、わかった。リルの頼みだもんね」 そういって顔を上げるとヤファは走り出した その後をクレスが追いかけていく 人間を助けるっていうのはヤファにとっては特別なことなんだ まだボクの頼みだからっていう理由なのかもしれないけど いつか自分で助けようとする日がくるかもしれない いや、そうなれるようにボクががんばらなきゃいけない ヤファといっしょに 3人と別れてボクは島の中央を北上していた 小さな島と言っても端から端までは結構距離がある 今は島に渡ってから最初の小さな橋を渡ったところにあるもっとちいさな島 ここらへんがポリン島の中心くらいだと思う 「いないな…」 ときどき歩調を緩めて辺りを見回す 視界には木や花以外なにも見えない 「…なんか変だな」 ポリン島はその名のとおりポリン系の多く住む島 それなのに島に渡ってから一匹も見ていない 念のため走るのをやめてゆっくりと歩く 「まだ連絡はないか…」 緑を踏みしめながら耳を澄ます 聴こえるのは…波の音だけ 「…急ぐか」 再び走り出そうとした瞬間 急激な睡魔に襲われた 「なんでこんなに…まさか」 足元を見ても何もない 「サンドマンじゃない…だったら…」 眠くて思考が働かない 「まずい…眠ったら…」 草の上に膝をついた 顔をあげるのもつらい 眠気はだんだんと強くなっていく 「連絡…しな…きゃ…」 目を閉じた瞬間何かが倒れる音がした あぁボクが倒れた音か そんなことを考えながら ボクは闇の世界へ落ちていった 最後に誰かの足音をききながら 第8話へ |